能登って、どんなとこ?
能登のイメージ、どんな感じだろうか。
まずは地理的な位置を確認すると、石川県の上半分くらい、日本海に突き出た半島。
まるで玉(能登島)を加えた竜が右を向いているような形。
市町村の合併があったので、今では市や町の名前もよくわからない。
なくなってしまった富来町などなど・・・
よく聞くのは、「奥能登の秘境」という言葉。
秘境・・・アマゾンの秘境、アフリカの秘境など、文明からとても遠いところ。
確かに、方言はわかりにくい、バスは一時間に一本、厳しい自然環境、半農半漁の
自給自足生活イメージ、おじいさんとおばあさんしかいない・・・などなど
NHKの朝ドラ「まれ」の舞台にもなったが、「本当にこんなところに住んでたの?」と
聞かれることが多かった・・・
テレビの旅番組で放送されるのは、輪島塗、輪島の朝市、製塩、ランプの宿、のと鉄道、能登島水族館、千枚田、あぜのきらめき、和倉温泉、なぎさドライブウェイ、キリコ・・・あげてみると、かなりある。
小学校の時に運動会の踊りの演目だった「能登めぐり」という唄があって、その中には当時の能登の風物詩がもれなく歌われていた。しかし、今ではグーグルでも検索にかからない。おぼろげな記憶をたどってみると・・・
七尾城、山車祭、能登島、舳倉島、朝市、輪島塗、狼煙、能登金剛、能登はやさしや土までも・・・こんな名所が歌われていた。
最近は日本で最初の世界農業遺産が売りだが・・・だから、何? と、よく言われる。
しかも、半島の中でもかなり文化が異なる(と思う)
住んでいたのは、輪島市門前町。そのため、お隣の富来町(現 志賀町)を経由して
金沢へ行くのが便利だった。七尾や穴水にも買い物に行くことはあったが、輪島に行くことはめったになかった。ましてや珠洲なんて・・・という感じだった。
小学校のバス遠足で一応、能登一周をした記憶はあるが、内陸の方は海側とは全く違いうところだと感じた。
フェイスブックで情報をいただいている「能登スタイル」さんのサイトを見ても、
輪島の方とは、なんだか違うなぁ、やっぱり都会な感じがする、人口密度が高い!
要するに、一言では言い表せない奥深いところだということ。
この先何年かの内に、能登への移住(?)を検討している。しかし、実家のある地区には戻れない。金沢への直通のバスがなくなり、これから年寄りになる自分が住むにはかなり不便、病院通いすることになれば、死活問題になる。
住むなら金沢や東京へのアクセスもいい七尾あたりが現実的な線だろうと思っている。
しかし、東京に出て30年以上、この都会の便利さに染まった自分が今さら能登に住めるのか? しかも文化が違う地区に?
そこで、能登の今について、調査してみようと思った。
その中で能登がどんなところかという答えが見つかればいいと思う。
それで移住を断念することになっても、それはそれでいい。
能登について、間違いないこと。
食べ物がおいしい!
スペイン、美食で知られるバスク地方サンセバスチャンのバールより、おいしいものもある。いつかは星をもつレストランのシェフに「Konka-Iwashi、maravilla!」とかいわせたいものだ。SNSを駆使して「いしり」とか売り込んでやろうか?!
能登はスペインのコスタベルデからガリシア地方にとても似ている。
ガリシアの海、大西洋だが、これを見たときに日本海と同じだと思った。
ガリシア人、スペイン人に言わせると田舎者で、謎めいた人たち。
なんとなく人も似ているのかも。
能登とスペインのことは、また別のテーマとして書いてみたい。